創立者挨拶

「一般社団法人 水素健康推進協会」発足に寄せて

21世紀は「水素の時代」と言われています。これは、水素燃料が、地球温暖化をもたらす二酸化炭素を排出しない次世代のクリーンエネルギーであることを意味しています。
しかしながら、実は「水素」は単にクリーンなエネルギー源であるに留まらず、人間の健康の維持増進はもとより、全ての動植物の生命システムの中で極めて重要な機能を果たしている物質であることに、人類は永らく気付かずにいました。
糖尿病や高血圧などの慢性疾患、認知症、パーキンソン病、ガン、リウマチなどの膠原病(こうげんびょう)といった、いわゆる「生活習慣病」は、体内で過剰に発生した「悪玉活性酸素」が主な原因と言われています。この悪玉活性酸素は、水素を摂取することにより除去することができます。さらに現在、水素は医療分野などでも注目されています。
水素の働きは、人間だけに限られたものではなく、全ての生物に共通しています。特に豚や鶏はストレスに対して極めて弱く、人間と同様、ストレスによって体内で発生する悪玉活性酸素により細胞が損傷します。これに対し、水素は家畜の成長を促進させることから、ドラッグフリー(Drug Free)で抗生剤を使用しなくても、家畜の斃死率を大幅に引き下げ、排泄物の悪臭を軽減することが期待できます。
また、大量の農薬と化学肥料を使用して生産される農作物には、健康に不可欠なミネラルが不足しています。農薬や化学肥料を全く使用しない有機栽培を基に、水を電気分解することにより水素を多く含んだ水(即ちpHの高いアルカリ性電解水)を作る「電解水テクノロジー」を活用することで、ミネラル豊富な作物が生産可能になることが見込まれます。
このように水素を活用した安全安心で美味しく鮮度の高い食品を、全国各地の有機栽培農家やドラッグフリーの畜産を手掛けている生産企業とタイアップして、当協会会員様にお届けする産地直送システムを構築し、今秋から出荷を開始する予定です。

一般社団法人 水素健康推進協会は、水素の有用性に関する正しい知識の普及と、水素の活用を推進することにより生活環境や食生活の改善を図り、国民の健康増進に寄与して参ります。我々は、「水素」で社会を変えることを出来ると信じ、この歴史的使命を果たす運動の先頭に立っていく覚悟です。
日本は今や100歳以上の高齢者が6万人を超える長寿社会です。とはいえ、人は何歳になっても志があれば、気持ちを若く保ち、身体も自ら健康になります。その健康のために「水素」の力をぜひ皆様に活用していただき、健康長寿社会を目指す事業において一人でも多くの方々に積極的に参画していただきたいと願っております。

会長 若山 利文

一般社団法人 水素健康推進協会
創立者(元会長) 若山 利文

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